要望

オッフェンバッハ・アム・マイン市 住民請求「自転車都市決議」

安全な自転車道、きれいな空気、より質の高い生活環境、騒音の少ないカーボンニュートラルなまちのために!

私の署名を持って、私はヘッセン州地方自治体法§8bに従い住民投票の実施を申請します。オッフェンバッハ・アム・マイン市は住民の投じる票に伴い、自転車交通促進を環境負荷の少ないモビリティコンセプトの一部とし、今後5年間で次の目標を実施する義務を負います。

1.途切れることのない、効率のよい自転車道ネットワーク

自転車にやさしいオッフェンバッハに改革するための、途切れのない密なルートネットワーク計画は1年以内に作成されます。自転車交通施設の推奨事項(ERA)に沿い、すべての拡張措置は5年後に人口の90%が半径300メートル以内にメインの自転車道ネットワークに接続できるよう実施されます。自転車道ネットワークには通学路を含める必要があります。また、市内とライン・マイン地域圏の都市間に建設予定の自転車高速道路への合流箇所は確保されなければなりません。

2.幹線道路と支線道路に安全な自転車道を

毎年、幹線道路に5kmの自転車道が建設されます。これは2,30m幅の一方通行の自転車道として、少なくとも2箇所の交差地点をすき間なく接続します。それらは、自動車の通行、停車、駐車から構造的に保護され、歩行者交通と公共交通のためのスペースを減らすことなく整備されます。自転車交通をよりスムーズで安全にするため、障害物は撤去、縁石には傾斜が付けられ、長めの進行時間が自転車利用者に設けられます(グリーンウェーブ)。毎年少なくとも5kmの支線道路は、自転車優先道路としてアップデートされるか、道路空間上アスファルトのペイントで区別できる自転車道として整備されます。

3.交差点と合流地点を安全に

今後5年間で市の行政は、すべての交差点、合流地点、車両の出入口が、自転車交通の可視性を確保し構造的に再設計されるよう努めます。特に交差点において、自動車とトラックは将来的に直角にしか曲がれないようにすべきです。また、幹線道路と支線道路が交差する場所では、自転車利用者が支線道路を横断するための歩道、自転車道が高低差なく敷かれます。同じことが新墾や既存の敷地への車両出入口の建設措置にも当てはまります。信号設置箇所では、右折する自動車・トラックと直進する自転車利用者、または歩行者が、同時に路面にアクセスできないものとします。既存の信号機のある交差点では、毎年少なくとも3回のサイクルがそのように調整され、経路侵入を変質させます。既存の信号機を撤去、あるいはシグナルを減少できる余地があるかは検査されるべきです。

4.自転車利用者と歩行者のモビリティの向上

フランクフルト・アム・マイン市とマイン=キンツィヒ郡との協力の上、イーゼンブルク城とフェッヘンハイム地区間、ルンペンハイム地区とマインタール市の間に、2本の歩行者・自転車専用橋が計画されます。2年以内に「スーパーブロックス」(自動車侵入が制限された住宅地)を市全体に形成し、全地区の高密度の住宅街に一方通行路を通し、通過交通とすべての交通参加者の事故リスクを減らします。

5.自転車駐輪スペースの全面的な拡大

今後5年以内に少なくとも500台分の駐輪スペースが、市全域の公共施設(例:役所、学校、幼稚園)や交通の要所(駅・停留所)、店舗や企業前に設置されます。既存の駐車施設もこの対象に含まれます。駐輪スペースには自転車スタンドと、可能であれば屋根が設けられます。カーゴバイクのコンセプトは2年以内に公表され、3年以内に実行されます。十分な短時間用の駐輪スペースとレンタルステーションは顧慮されるべきです。

6.持続可能な交通転換へのサポート

6.1 毎年、目標の実行についての進捗と自転車や交通関連の助成金獲得について報告書が公開されます。それについては特に自転車関連団体を含め、市民フォーラムや政治的な委員会にてディスカッションされます。

6.2 すべての自転車交通道路は年に4回、市によって損傷がないか点検されます。不足に関する報告は損傷の復旧期限とともにオンラインで公開されます。

6.3 子供と若者のための交通学校の活動は強化・改善されます。

6.4 市は、秩序局内に直ちに市警察の自転車チームを組織し、講じられる措置がすべての交通参加者の協力のもと円滑に進められるよう努めます。

6.5 市は、駐車スペース管理システムを導入し、インフラ変革に必要な措置費用を賄います。

これらの要望は、2020年7月28日の“Radentscheid Offenbach“のミーティングで満場一致で採択されました。